リスタート

「コミュニティ問題 イーストヨークの人々の親密なネットワーク」

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このエントリーは私が英語の邦訳を練習するためのものです。邦訳は正しいとは限りません。原文のURLを付していますので、そちらをご覧ください。

誤りの指摘や、アドバイスは大歓迎です。

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●Barry Wellman, 1979, The Community Question: The Intimate Networks of East Yorkers, American Journal of Sociology Vol. 84, No. 5 :1201-1231.
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・コミュニティ問題 イーストヨークの人々の親密なネットワーク

 コミュニティ問題は、社会学の大きな部分を占めた問題であった。コミュニティ問題は、大規模な分業が原初的な紐帯の内容と構成にどのような影響を与えたのかを主題としている。本稿では、コミュニティ問題への有益なアプローチとしてつながりに注目することで、共同性や地域性の分析に閉じ込めることを防ぐことができるネットワーク分析を提案する。その中で、コミュニティ喪失論・維持論・解放論、というコミュニティ問題における三つの議論が検討される。そのために、トロントイーストヨークの成人住民845人の“親密な”ネットワークの使用や構造のデータを用いる。親密なネットワークの存在は広く認められ、それは親族や非親族に関係なく、地域に限定されず、非対称的に、薄い密度で構成される。親密な紐帯ではごく一部であった、緊急時や日常の問題の手助けは、ほぼ全ての親密なネットワークで利用可能である。この結果は、コミュニティ維持論と一部を共有するコミュニティ解放論を広く支持するものである。