「ヨーロッパ30か国の宗教性へのナショナリズムの影響」

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このエントリーは私が英語の邦訳を練習するためのものです。邦訳は正しいとは限りません。

誤りの指摘や、アドバイスは大歓迎です。

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今回は
Mălina Voicu, 2012, "Effect of Nationalism on Religiosity in 30 European Countries", European Sociological Review, 28 (3): 333-343.
の抄訳を邦訳します。
http://esr.oxfordjournals.org/content/28/3/333.abstract


●ヨーロッパ30か国における「宗教性ナショナリズム」の効果

 ナショナリズムと宗教性の関係は複雑である。これまで多くの研究が宗教がナショナリズムに先行すると考えてきたが、ミッチェル(2006)によれば、状況によって両者は相補関係にある。
 現在、ヨーロッパ諸国におけるナショナリズムキリスト教の宗教性の関係に焦点があてられている。急激な社会変動を経験した人は、安定や新しい自己の定義、自らのアイデンティティを求めてナショナル・アイデンティティを強化する傾向にある。宗教は強固なナショナル・アイデンティティに内容を与えることができる。政治的動員のための高い潜在能力を持ち、国家によって支持されるとより多くの資源を支配することが可能になるような大組織を形作ることを帰結する、宗教の独占状態の際には特にそうである。
 この論文では、ヨーロッパの30の国と地域のキリスト教徒に対して行われた「ヨーロッパ価値観調査」(2000年)のデータを用いている。マルチレベル回帰分析を用いた結果、ナショナリストイデオロギー(nationalist ideology)が宗教の集中度が高い国々の宗教性に明白な影響を与えていることがわかった。しかし、元共産圏の国々においては、ナショナリストイデオロギーは宗教に特別な影響は与えていなかった。


*わかりにくいんですが、「社会変動→安定とアイデンティティを求めてナショナリストになる→宗教が/を強化」みたいな流れですかね。とにかく、「宗教→ナショナリズム」とは違う影響関係をさぐってみたい、という内容かと。