地図塗り絵(石原支持率)
4月12日に「話の栞」というブログで「『石原支持』声なき声の260万票を読み解く」という優れた記事が書かれました。ネット上、主にツイッター上で、非常に声の大きかった「反石原」ですが、ふたを開けてみれば石原氏の圧勝。では、ネット上では見られなかった石原支持層はどこにいるのか、そのことを追跡した記事です。
記事では、共同、時事、新聞各社のデータを比較し、1.40代以上の強い支持があること、2.石原都政支持者は、今回石原に投票しなかった人にも多いこと、3.自民公明はもちろん無党派層も石原氏へ投票したこと、4.投票者はリーダーシップを求めて石原氏に投票したこと、などが確認されている。これらの事実から、ブログ主は、今回の選挙で石原支持が突然増えたのではないこと、アンチ石原が多数と考えるのは誤りだということを冷静に語っている。
さて、細かいことについては記事を見ていただければ良いのだが、この記事ではもう一つ「都心下町で高支持」ということにも触れている。以下で引用したように市区町村別の石原票の割合の一覧があるのですが、都民でない私にはいまいち感じがつかめないので、塗り絵をしてみた。
千代田区 49.9%
中央区 45.0%
港区 48.4%
新宿区 45.4%
文京区 43.0%
台東区 45.9%
墨田区 46.0%
江東区 46.1%
品川区 43.8%
目黒区 43.9%
大田区 44.2%
世田谷区 42.8%
渋谷区 44.4%
中野区 42.3%
杉並区 41.4%
豊島区 42.9%
北区 43.7%
荒川区 45.5%
板橋区 42.5%
練馬区 42.8%
足立区 44.7%
葛飾区 45.2%
江戸川区 45.7%
八王子市 40.3%
立川市 41.6%
武蔵野市 39.3%
三鷹市 39.2%
青梅市 40.8%
府中市 41.3%
昭島市 41.9%
調布市 40.7%
町田市 41.6%
小金井市 40.3%
小平市 40.9%
日野市 39.7%
東村山市 40.4%
国分寺市 39.7%
国立市 40.4%
福生市 42.9%
狛江市 41.5%
東大和市 40.5%
清瀬市 38.5%
東久留米市 41.1%
武蔵村山市 40.9%
多摩市 39.9%
稲城市 40.5%
羽村市 41.3%
あきる野市 42.3%
西東京市 41.0%
瑞穂町 42.5%
日の出町 47.9%
檜原村 53.9%
奥多摩町 54.9%
大島町 60.0%
利島村 69.3%
新島村 70.5%
神津島村 67.1%
三宅村 77.1%
御蔵島村 52.7%
八丈町 61.9%
青ヶ島村 63.9%
小笠原村 39.7%
これを見ると、たしかにブログ主の言うように「都心、下町で高支持」だということがわかる。というか、東京都東部および西部で高支持、中部で低支持と言った方がよいかな。
しかしなぜ、檜原村や奥多摩町、島々の支持率が非常に高いのか、中部は比較的低いのか、そのへんは説明はブログ主はしてくれない。これは都民にとって常識なのだろうか。誰か知っていたら教えてください。