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2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

クラシック関連本メモ

メモ。後でちゃんと感想書くかも。 ・岡田暁生,2005,『西洋音楽史――「クラシック」の黄昏』中央公論. おすすめ度★★★☆☆ 本書で著者は、各時代の「西洋音楽」が「非歴史的」に並べられただけの「歴史」を避け、「徹頭徹尾『クラシックの時代』をハイライト…

樋口隆一『新装版 バッハ探求』(1996)を読む

・樋口隆一,1996,『新装版 バッハ探求』春秋社. 著者の樋口隆一(1946-)は、『新バッハ全集』の校訂にもかかわった日本を代表するバッハ研究者の一人。本書は、著者が1977年から1992年までに、新聞から専門雑誌、事典やライナーノーツなど様々な媒体に書…

メモ:BDの歴史

ユーロマンガに掲載されていたBDの歴史の要旨です。BDは一部好きな作家がいる程度であまり詳しくありませんでしたので参考になりました。 全く本文とは関係ないのですが、桜の季節なので桜の歌を自分なりに訳してみました(万葉集より) ・この花の 一節のう…

近藤理恵「リスク社会の存在論的不安と少年犯罪」(2003)

近藤理恵,2003,「リスク社会の存在論的不安と少年犯罪 ―佐賀バスジャック事件をもとにして―」『立命館産業社会論集』39(1).を読んだ。 この論文の目的は以下である。 本稿の目的は,近年の少年犯罪の特徴が,リスク社会において存在論的不安を抱え込んだ…

遥洋子、2000、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を読む

先日、遥洋子著の『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』(2000年、筑摩書房)を読んだ。 この本は、タレントの遥洋子が東大で上野千鶴子のゼミ(学部ゼミ、院ゼミ、講義、コロキアム:研究者を外部から呼んで議論するゼミ)に3年間通った経験をつづったもので…

「社会について考える」を考える

私がこのブログで考えていきたいことの一つに「社会について考える」とはどのようなことなのか、ということがあります。どんなことを疑問に思っているのかについてメモだけ残したいと思います。・支配者が社会を考える 統治者・支配者が被統治者・支配民を自…

ブログ開設

はじめまして■ブログ開設について 昔から語ること、書くことが好きでした。しかし、本を読むようになり、先人の思想を知れば知るほど、私などは「(まだ)語れない」「語ってはいけない」と感じるようになり、気が付くと書くこと・語ることをやめてしまって…