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2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

拾い読み

■大野道邦、2011『可能性としての文化社会学――カルチュラル・ターンとディシプリン』世界思想社 筆者によれば、文化を研究対象とする社会学は、文化を説明されるべき従属変数と捉える「文化についての社会学sociology of cultures(弱い意味での文化社会学)…

社会科学の基礎の基礎

・高根正昭,1979,『創造の方法学』講談社. ・川崎剛,2010,『社会科学系のための「優秀論文」​作成術――プロの学術論文から卒論​まで』勁草書房. ・斉藤孝・西岡達裕,2005,『学術論文の技法 改訂版』日本エディタースクール出版部. 科学というのは、普遍的で不…

ベッカー編『ルーマン講義録1 システム理論入門』を読む

Dirk Baecker(Hrsg.) Niklas Luhman, 2002, Einführung in die Systemtheorie, Carl-Auer-Systeme Verlag, Heidelberg.(=2007,土方透監訳『システム理論入門――ニクラス・ルーマン講義録【1】』新泉社.) ――――――――――目次―――――――――――――― 第一章 社会学と…

高橋徹『意味の歴史社会学』を読む

高橋徹,2002,『意味の歴史社会学――ルーマンの近代ゼマンティク論』世界思想社.――目次―――――――――――――― 序章 長期視座の歴史社会学とルーマン 第一章 ルーマン知識社会学の方法 第二章 ゼマンティクとしての近代初期人間学 第三章 相互作用ゼマンティクの変…

馬場靖雄『ルーマンの社会理論』を読む

馬場靖雄,2001,『ルーマンの社会理論』勁草書房.――目次―――――――――――――― 序論 ルーマン理論の展開と受容 第一章 複雑性 第二章 コミュニケーション 第三章 機能分化 結語 社会学的啓蒙 ―――――――――――――――――― …作成中…

ルーマン『近代の観察』を読む

Niklas Luhmann, 1992, Beobachtungen der Moderne, Westdeutscher Verlag, Opladen.(=2003,馬場靖雄訳『近代の観察』法政大学出版局.)――――目次―――― 第一章 近代社会における近代的なるもの 第二章 ヨーロッパの合理性 第三章 近代社会の固有値としての…

ギデンズ、『モダニティと自己アイデンティティ』(1991)

Giddens, Anthony, 1991, Modernity and Self-Identity: Self and Society in the Late Modern Age, Polity Press.(=2005,秋吉美都・安藤太郎・筒井淳也訳『モダニティと自己アイデンティティ――後期近代における自己と社会』ハーベスト社.) ■要約 ギデ…

宮原幸次郎、『ギデンズの社会理論―その全体像と可能性』

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ウルリッヒ・ベック『世界リスク社会論』を読んで

前回内容を紹介した『世界リスク社会論』の考察、感想■考察 ▲構築主義への評価について ベックは「純粋に構築主義的な構築主義」へ批判を加える。ある意味平凡ではあるが重要な指摘である。構築主義者は、ある事象が構築されたものだと主張し、その過程を描…

ウルリッヒ・ベック『世界リスク社会論』

■ウルリッヒ・ベック『世界リスク社会論――テロ・戦争・自然破壊』2010、筑摩書房(島村賢一訳) Ulrich Beckの ・Das Schweigen der Wörter: Über Terror und Krieg, Suhrkamp, Frank-furt a. M. 2002 ・Weltrisikogesellschaft, Weltöffentlichkeit und glo…

早川洋行、菅野仁、『ジンメル社会学を学ぶ人のために』

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菅野仁、『ジンメル・つながりの哲学』

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エミール・デュルケム『社会学的方法の規準』

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中島道男、『エミール・デュルケム』を読む

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ウェーバー、『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を読む

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徳永恂、厚東洋輔編、『人間ウェーバー ――人と政治と学問』を読む

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復興構想会議メンバー

本日はちょっと脱線します。 復興会議メンバーですが、年寄りばっかだなぁと思ってたら若手有識者の検討部会ができたらしい。メンバーが新聞各紙にでていたけど、年齢と専門がよくわからなかったので調べてみました。 ■復興構想会議・復興構想会議とは復興構…

清水幾太郎『論文の書き方』(1959)

清水幾太郎,1959,『論文の書き方』岩波書店. ■本書の内容 本書は社会学者清水幾太郎が、論文の書き方について自身の経験に触れながらエッセイ風に書いたものである。ここで「論文」というのはあとがきにあるように、「内容及び形式が知的であるような文章…

盛山和夫『叢書現代社会学 社会学とは何か』(2011)

盛山和夫,2011,『叢書現代社会学 社会学とは何か』ミネルヴァ書房. *後で読み返してわかりにくかったのですが、この記事で「筆者」とは盛山さんを指します。 ■概要 本書は2009年に刊行された叢書の一冊で、「刊行のことば」には以下のようにある。 「叢…

「ヨーロッパ30か国の宗教性へのナショナリズムの影響」

***このエントリーは私が英語の邦訳を練習するためのものです。邦訳は正しいとは限りません。誤りの指摘や、アドバイスは大歓迎です。*** 今回は Mălina Voicu, 2012, "Effect of Nationalism on Religiosity in 30 European Countries", European Soc…

「コミュニティ問題 イーストヨークの人々の親密なネットワーク」

***このエントリーは私が英語の邦訳を練習するためのものです。邦訳は正しいとは限りません。原文のURLを付していますので、そちらをご覧ください。誤りの指摘や、アドバイスは大歓迎です。*** ●Barry Wellman, 1979, The Community Question: The Int…

「スティグマの概念化」

***このエントリーは私が英語の邦訳を練習するためのものです。邦訳は正しいとは限りません。原文のURLを付していますので、そちらをご覧ください。誤りの指摘や、アドバイスは大歓迎です。*** ●LINK BG., PHELAN JC, 2001,"CONCEPTUALIZING STIGMA", …

「男女の時間の使い方の差――その経済的、政治的、文化的影響」

*** このエントリーは私が英語の邦訳を練習するためのものです。邦訳は正しいとは限りません。原文のURLを付していますので、そちらをご覧ください。 誤りの指摘や、アドバイスは大歓迎です。 *** 本日も「european sociological review」2011年4月の2…

「価値、宗教地域、そして近代化論」の抄録の訳

***このエントリーは私が英語の邦訳を練習するためのものです。邦訳は正しいとは限りません。原文のURLを付していますので、そちらをご覧ください。誤りの指摘や、アドバイスは大歓迎です。*** 今回は 「european sociological review」2011年4月の27…

ドイツ語と英語

*2012年10月12日代名詞の項を充実させました。 ドイツ語の勉強を開始し、細かい文法の勉強をしていると、文法全体の中での位置づけが見えなくなり迷子になってしまいがちです。そこで、全体像をなんとなく把握できている英語と比較して、現在の立ち位置を把…

社会(科)学叢書、シリーズ一覧

社会(科)学の叢書・講座・その他シリーズの一覧を作成しました。主に社会学全般に関するものを選びました。こういうシリーズ一覧って出版社HPにも載っていないことが多いです。その他ネット上でも意外と簡単には見つからないので貴重な一覧だと思います。…