リスタート

2011-01-01から1年間の記事一覧

メモ

・2011年12月18日 朝日新聞 二面「米統計局の11月の発表では、親の家に住む25〜34歳の男性は05年に比べて約35%も増えた。民間団体「無敵の若者」の調査では、この年代の約半数が家の購入を見送り、4分の1が結婚を遅らせた。「親の世代より暮らしぶりが悪く…

メモ:落語家

落語家・諸派の布置、系譜のメモです。■上方落語の四天王 ■落語四天王 ■その他 ■諸派 という分け方でまとめています。 ■上方落語の四天王(上方落語の復興を担った) 【1】3代目 桂 春団治(はるだんじ 1930−) →春団治一門 … 4代目 桂 福團治(ふくだんじ1…

原爆と原発――なぜ日本は原発大国になったのか

■田口ランディ、2011(9月)、『ヒロシマ・ナガサキ・フクシマ』 著者の田口ランディさんは、チェルノブイリ原発の事故以来、原発についての発言も行い、小説の題材にもしている方である。本書は2011年6月という、まだ新聞、テレビ、ネットの中で原発が多くの…

グリム童話を読む

グリム童話を読んだことがないので、暇なときに少しずつ読もうかな、と。 読むのは、Robert Brandon編纂「The Classic Fairy Tales of The Brothers Grimm」というロンドンのStudio Editionからでている英訳本。初版は1935年で、手元にあるのは1992年のもの…

世界の内閣メンバー他

■日本2011年9月〜 総理大臣 野田佳彦 前財務相 官房長官 藤村修 前幹事長代理 総務大臣 川端達夫 前文部科学大臣(沖縄・北方担当大臣兼務) 法務大臣 平岡秀夫 総務副大臣 外務大臣 玄葉光一郎 国家戦略担当大臣 財務大臣 安住淳前 国会対策委員長 文部科学大…

Hume, D. 1742, "OF ESSAY-WRITING" (エッセイを書くことについて)

近年、ヒュームのエッセイに注目が集まっているようです。「エッセイを書くことについて」と題された非常に短い文章でヒュームの考えに少しだけ触れることができます。 これはヒュームの『道徳・政治・文学論集』というエッセイ集に収録されているもので、英…

「核家族化」の基礎資料

「核家族化」について考える際の基本的なデータと論点についてのメモです。 まだ確認しなおしていないので、数値の正しさは保証しません。 →確認しました(2011.10.20) 用語確認 普通世帯 1.住居と生計をともにしている人の集まりと、2.一戸を構えてい…

フェミニズム(ジェンダー、セクシュアリティ)

―――――――――――――― 「フェミニズム」についての簡単なまとめです。「ジェンダー」と「セクシュアリティ」という概念を中心に基本的なもののみまとめました。ウェブ上にはこれよりとても上手にまとめられたものがあるので、他を当たってもかまいません(笑) ――2…

記憶の政治学――なぜ8月15日が終戦記念日になったのか

たまには、季節にあったものを。 日本人の多くは8月15日が終戦記念日と記憶している。しかし、この日は国際法上はまったく意味を持たない日である。国際的には降伏文書が調印された9月2日が「戦勝記念日」と設定されている。ではなぜ、8月15日が終戦記念日と…

「若者の内向き志向」について2 〜若者の海外旅行離れ?〜

***注意***************************** ・最新のデータを追加して新しく記事を書きました(2012年12月15日)。 ・リンクは別窓で開きます ・まとめが最後にあります。 ・この記事は2010年10月12日(12月27日追記)に別の場…

「若者の内向き志向」について1 〜若者の留学離れ?〜

***注意***************************** ・リンクは別窓で開きます ・忙しい人は太字と結論部分だけ読めばOK(大きなまとめはコチラの最後にあります)。 ・この記事は2010年10月5日に別の場所で書いたものです。 ・更新履歴…

少年犯罪/少年の犯罪被害 基礎資料

少年犯罪は増加・凶悪化していない、という事実は既に広く知られていると信じますが、聞いたことがあってもデータへのアクセスが困難な人もいるかもしれない。そう思い、ここに関連するデータを羅列しました。また統計データを読む際の注意点も広田(2001)…

メモ:「普遍と特殊」

最近メモばっか ・個人 −あいつは俺とは全く違う種類の人間で、全く異なる性質を持つ →だから、違いを認めよう。異質な他者への寛容。 →だから、対話は本質的に不可能。 −あいつと俺は本質的な部分は同じ。 →だから、違いがあってもみんな仲良く。人類みな兄…

メモ:佐藤郁哉『フィールドワーク――書を持って街へ出よう』

*まだメモ段階です。 ■佐藤郁哉、1992、『フィールドワーク――書を持って街へ出よう』新曜社 『暴走族のエスノグラフィー』を読み直したら、きちんと書く予定。 ・フィールドワークについての全体像、輪郭を捉えるための本 ・平易でわかりやすく、すらすら読…

中江兆民1887『三酔人経論問答』東京集成社

*たんなるまとめです。■中江兆民1887『三酔人経論問答』東京集成社 →1965年桑原武夫・島田虔次訳(岩波書店) 兆民が本格的に政治活動に乗り出す前、民主主義の理論の精緻化を試みていたころにだされたもの。前年の1886年には『理学鉤玄』『革命前法朗西二…

メモ:横浜市教科書採択問題

横浜市教科書採択問題に関するメモと資料です。 そのうちで文章にしたいと思っています。 ■問題とされている点 ▲市教委と県教委 ▲教科書の採択地区が一本化された 2009年まで:18行政区各区ごとの採択 現行 :1採択地区 横浜市教育委員会「共通の教科書を使…

新聞に現れる「若者」に関する言説(1876〜2011)

メモです。 *別のブログで以前書いたメモも入っています。 *「*」は判読不能。強調すべて引用者。 ■1876年(04月20日)の若者批判(読売新聞:朝刊 3ページ) 追々世の中に便利なものが出来まして、其内人力車*一寸急用の時などに*至極宜しいがそこで其…

「梅雨」の社会的構築

「梅雨」などない!われわれは騙されている!ということを言う戯言記事です。 私は昔(2002年あたり)から一貫して、「梅雨」などというものは存在しない!と友人に主張し続けてきました。しかし、「ソースは俺」という態度だったためか、だれも真剣に聞いて…

「古事記」を読む

712年に成立したといわれる現存の日本最古の書物「古事記」。口承されてきた神話・伝説(旧辞)と、天皇家の系譜(帝紀)を成文化したもので、序文の漢文体と本文の変体漢文体(日本独自の語彙・語法を含む漢文)、歌謡の和文体で書かれています。が、そんな…

「サムエル記」を読む

創世記同様、知識ゼロで「サムエル記」を読んで思ったことを適当に書いていきます。 1〜2章:子を授からなかったハンナが神に祈ると、子を授かった。ハンナと夫エルカナは、サムエルと名付け、神に仕えさせた。祭司エリは息子たちが神のための生贄を取って食…

「創世記」を読む

聖書に関して全くの素人(聖書解釈やアレゴリーを知らない、非キリスト者)が聖書を読んだらどんな感想をもつのか。聖書を読みながら、疑問に思ったことを箇条書きにしていきます。 「全世界で最も読まれ、読まれ続けている本はなにか。それは聖書である。」…

メモ:戦後マンガ史4(1981〜2000年)

■1981〜2000年▲少年誌 80年代に入ると、少年漫画はそれまで本流だった「闘い」と「スポーツ」一辺倒から恋愛を描くようになっていく。78年柳沢みきお『翔んだカップル』から、明るくさわやか、笑いもあるヒロインの魅力を大きな力にした学園ラブストーリーが…

メモ:戦後マンガ史3(1970−1980年)

■1970−1980年 ▲「花の24年組」 70年代にかけて、漫画を読んで育った世代が漫画を描き始め、新感覚派の少女漫画が勢いを持つ。「花の24年組」と呼ばれる昭和24年前後うまれのマンガ家たちの作品である(竹宮恵子、萩尾望都、樹村みのり、大島弓子、山岸涼子な…

メモ:戦後マンガ史2(1959−1969)

■1959−1969 流れ:貸本漫画の衰退→月刊誌から週刊誌→劇画→少女漫画、青年向け漫画▲劇画 50年代半ば、貸本漫画の世界で、関西の若い漫画家が中心となり、リアルな描法、より実録的な内容を持つ漫画を書き始めた。さいとう・たかを、佐藤まさあき、辰巳ヨシヒ…

メモ:戦後マンガ史1(1945〜1958)

*2008年に書いたものの再掲(参考にした文献を忘れてしまいましたが、呉智英、竹内オサム、米沢嘉博あたりを参照したのだと思います。) ■1945〜1958 ▲児童漫画 戦前から続く「少年倶楽部」など児童雑誌や戦後すぐ創刊した児童雑誌においては、小説や読み物…

クラウドは何があたしいの?1

「クラウドってなんなの?」 「ネットに写真とかアップして共有すんじゃん?あれ」 「あ、あれのことかー。でもあれって昔からあったんじゃね。なんでいまさら騒いでるの?」 「うーん」 クラウドコンピューティングという言葉に厳密な定義はありません。従…

浜日出夫、2006、「羅生門問題――エスノメソドロジーの理論的含意」

■浜日出夫、2006、「羅生門問題――エスノメソドロジーの理論的含意」富永健一編『理論社会学の可能性』新曜社 中学生のころ、友人と一緒に学校から帰る時によく話した話題を今でも覚えています。 「おれが見てる赤は、おまえが見てる赤とちがうかも!」 「た…

Descartes, René,1637,"Discours de la méthode"(『方法序説』)

Descartes, René,1637,"Discours de la méthode" デカルト『方法序説』=山田弘明訳(筑摩書房、2010年) 有名な『方法序説』は、『みずからの理性を正しく導き、もろもろの学問において真理を探究するための方法についての序説およびこの方法の試論(屈折光…

HIPHOPのうまさ

今は昔ですが、長いことストリートダンスをやっていたので、私の思うエッセンスを文字化しておこうと思いたちました。反対意見等大歓迎です。ダンサーで言葉にするのが上手な方、言葉で教えるのが上手な方はたくさんいらっしゃるのに、それが文字化されるこ…

物理:究極の構成粒子

このメモは2010年5月9日書いたものを一部改変したものです。 ・「素粒子」 ものは分子からできてる。その分子は原子の集まり。原子も原子核と電子の集合体。さらに原子核は陽子と中性子からなっている。そこで陽子、中性子、電子を「素の粒子」、素粒子と呼…